・創始者 覺惠上人
・現継承者 八坂隆憲管長
・崇拝対象 中山不動尊
・信者数 382,290人
・経典 御座文
・機関紙 「こすもす」(月刊)、「めぐみ」(年3回発行)
・本部所在地 福岡県三養基郡

教団の沿革
 覺惠上人(本名:木原松太郎)は、1870年、佐賀県三養基郡基山町仁連寺に、農家の木原要吉の二男として生まれた。24歳のときに結婚し、炭焼、農業、林業などと職業を変えてきた。1910年に、漁の途中に時化に遭い遭難する。木原は、金比羅大権現に祈り、死にそうなところをどうにか助かった。それ以来、信仰の世界に入った木原は、佐賀県基山の山奥で滝行などの修行を行っていた。1912年2月18日、枕元に弘法大師・空海が出現し、木原に向かってこう話したという。
 「釈迦に生まれ遅れること三千年、弘法大師に遅れること一千年。法然、親鸞に遅れること七百年。この世は非常に疑い深く、こういえばああいい、ああいえばこういうのだ。いかに教理経文を朝から晩、晩から朝に説き尽くしても、朝には信じ夕べにはもう疑うのだ。この末世の衆生を真に救わんためには、この衆生の切羽詰まった土壇場の願いを直ちに聞きとどけ、仏智の大功徳を眼の前に授けて驚かさねば、信じる心にならんのだ。故に現世利益をもって本願となし、中山不動と世に出ずるぞ。」と云った。この2月18日を中山身語正宗では、立教の日にしている。同年木原は高野山に入って得度し、覺惠の名を貰う。1921年4月、宗教法人法(当時の宗教法人令)をもとにして、「中山身語正宗」を立教した。

教団の教義
 仏教の新しい一門と自らをそれを認めている「身語正(身に正しく如来の語を授かるという教え)」を基にした教団であると位置づけている。御仏の心を正しく自分自身の成すべきことをし、御仏の心に適った人への生長を催進することを目標としている。また、この教団の信心は仏教の大道にそうものであり、仏教の基本を遜守すると云われている。主な行は、自然とひとつのものになり、心を清くする念仏や滝行を行う、法身如来の直説「御座文」を日夜通読する、「おじひ」で示唆されたことは「おじひ」の侭に実践する。四国八十八ヶ所の巡礼、一回ずつ祈願をして精神鍛練すると云われているお百度参りなどがある。

教団の行事
毎月5日の百万遍供養、毎月18日の護摩祈願、2月18日の立教芝燈大護摩祈願祭、4月27日~29日の開創大法要、7月13日~15日の大施餓鬼秘法会、9月15日の、五重宝塔大供養などがある。

関連リンク
公式ウェブサイト

追記(2011年9月18日)
同教団の施設で、2011年9月に修行の名を借り中学生の少女を死に至らしめる許しがたい事件が発生した。詳細は以下のとおりである。
・ 「滝行」で中2女子死亡 傷害致死容疑 父親と僧侶逮捕 熊本・長洲町 「除霊のため」容疑否認
熊本県警は27日、滝行(たきぎょう)と称して中学2年の娘に流水を浴びせ窒息死させたとして、傷害致死容疑で、父親の熊本市帯山3丁目、会社員舞鴫淳(まいしぎあつし)(50)と、同県長洲町宮野の僧侶木下和昭(56)の両容疑者を逮捕した。県警の調べに舞鴫容疑者は「子どもについている霊を除霊するためだった。溺死したとは理解できない」と容疑を否認。木下容疑者も「水をかけたのは間違いないが修行であり罪にはあたらない」と否認しているという。
県警は、ベルトなどで身動きできなくして顔に約5分間水を浴びせた点を暴行行為と捉えて立件した、としている。
逮捕容疑は8月27日午後9時10分ごろ、木下容疑者宅に隣接する宗教団体の施設で滝行と称し、舞鴫容疑者の次女ともみさん=当時(13)=を椅子に座らせ、ベルトなどで縛り、顔に流水を浴びせ、翌28日午前3時40分ごろ、窒息死させた疑い。
県警によると、ともみさんは小学校高学年から心身の不調を訴え、熊本市内の病院に通院したが回復せず、両親が今年3月ごろに木下容疑者に相談。「霊がついている」と言われ、直後から除霊行為として滝行や読経を行っていたという。
滝行は、約2・5メートルの高さから地下水を浴びせるもので、両容疑者は事件当日ともみさんが意識を失った後に救急車を呼んだが、搬送先の病院で死亡したという。
 (西日本新聞ウェブサイトより)

・100回超す「滝行」…中学生の娘?泣き叫ぶ声
熊本県警によると、会社員舞鴫淳容疑者(50)は、次女ともみさんに「除霊するためにやらないといかん」と強制。教会に行った際はほぼ毎回、顔などに水を浴びせる「滝行」を行った。1回あたり約5分間で、今年3月頃から計100回を超える。ともみさんが嫌がって暴れ出すと、いすに縛り付けたという。
教会と同じ敷地内に住んでいる僧侶木下和昭容疑者(56)。27日午前、教会前で報道陣の取材に応じた妻(61)は「夫は会社勤めをしていた頃から自宅に来た人に仏の声を伝えていたが、3~4年前に会社を辞め、本格的に宗教に携わるようになった」と説明。「悪霊を払うために一生懸命やっていたが、まさかこういうことが起きるとは。残念としかいいようがない」と話した。
「痛い、痛い」――。教会の近所に住む主婦(66)が泣き叫ぶ声を聞くようになったのは今年に入ってから。当初は夜中だけだったが、6月頃からは昼間にも聞こえるようになった。教会には信者とみられる約40人が集まっていることもあった。主婦は「虐待かもしれないと警察に通報しようと思ったこともあった。まさかこんな事件が起こっていたなんて」とショックを隠さない。
嫌がる女性を大人2人が羽交い締めにするように教会内に連れ込む姿を目撃した女性も。近所の男性(70)は「体の悪いところを治すためといって、信者とみられる人がよく来ていた」と、事件に驚いた様子だった。
 (読売新聞ウェブサイトより)
 このような事件は決して許されてはならず、加害者は断罪されてしかるべきである。今後この教団はマスコミからバッシングを受けるであろうが、決して「法難」「弾圧」と言った都合の良い解釈をせず、事件を真摯に受け止め、二度とこのような事件を起こさないよう教団は全力を挙げて取り組むべきである。
 なお、2012年11月現在教団の公式ウェブサイトにはこの事件に関する記述は一切なく、反省の色が感じられない。東日本大震災の支援について書き教団の好感度を上げようとみられているが、震災の支援などヤクザでもしている。この教団は間違いなく社会に害悪をもたらすカルト教団であり、反省が求められる。